２００７年 遠征釣行第一弾！ 和歌山県印南編--１日目
さぁ～今回は和歌山県では遅めの乗っ込みチヌが釣れる印南へ釣行。此処は風の影響を受け易くせっかく行っても渡船できない
事が多く心配されるが運を天に任せいざ出陣！
今回は何時ものせいちゃんと全国坊主同盟能登軍団４人目の刺客「まっちゃん」を含め３人で挑む！遠征開始３年目になり回数も
７回とそれなりに頑張っているが未だ良型チヌとは巡り会えない。今回は釣れれば良型、それも半分は年無しが混じるという何とも
能登では考えられない釣り場なので気合が入る。
せいちゃん、まっちゃんと上州屋東大通り店で待ち合わせいざ出発。北陸道から名神、近畿自動車道に入り阪和道から国道４２号
線に出る。途中フィッシングオーシャン御坊店で餌の補充をし印南に向かう。既に数人のお客さんが来ていた。本来は雅さんと一緒に
来る予定だったがチョッとした手違いで乗れなくなったが、駐車やカセの準備などレクチャー済みなので常連さんとなんら変わる事無く
スムーズにできた。
カセに乗って待っていると船頭さんがカセを押して海に入れてくれる。基本的にカセは浜に上げてあり乗船して待っているという能登
には無いスタイルでまるでウォータースライダーに乗っている気分だ！
出船を待つチヌ師達は流石本場和歌山の腕利きといった感じで威風堂々。私は如何にも常連の様に平静を装いカセでドンと構
えていたが実はこれから始まる釣りに o(^O^*=*^O^)oワクワク(*^o^*)ドキドキ(*゜O゜*)バクバクだった。
暫く海に浮いていると船頭さんが１杯づつ直列にカセを連結して沖のポイントにカセを引いて行く。期待に胸膨らむ時間帯です。
チョッと暗くて解かり辛いですが出船を待つチヌ師達
船頭船にカルガモの様に引かれて行くチヌ師
ポイントに着くと北側から順番にカセをかけていく。艫側からアンカーを入れ続いて舳先のアンカーを入れ、船頭の指示で緩めに
ロープを張りカセを固定していく。風の影響でウネリが入った時にアンカーが抜けるので緩めに張るのだが、そのぶんカセが
えらい移動するのでポイントを作るといった訳には行かない様だが、これほどの規模ではないが此処に似たつり方を能登で経
験しているので何とかなりそうな気がする。私のポイントは一番北側になった。此処の釣りは殆ど餌を流して釣るので団子でオキアミを
メインに展開する。本当は丸貝で釣りたいのだが雅さんに「難しい」と言われていたので「郷に入れば郷に従え」という事だ！
まずは底を取りを兼ね、アミエビ、オキアミをアンコに団子を投入。久しぶり団子なので握り過ぎたのか中々割れない。１分程でやっ
と団子が割れた。潮はかなり速いと聞いていたが思ったほど流れていない。「居れば朝一からきまっせ～」と聞いていたので暫く流し
てみたがアタリは出ない。余り粘らず回収して餌をボケに変え団子の握りを減らし２投目を投入、１、２、３、・・・・・・１２、１３秒で団子
が割れた。今回も暫く流したがアタリが無いので次に錘を付け団子無しで落とし込んでみた。着低してアタリが無いので大きく誘って
再度着低した時、穂先が「ドンッ」と入る！「キタ～～～ッ！よっしゃ～モーニングやで～～～」大きく合わせポンピング開始。
(・_・o)ン? (o・_・)ン? (o・_・o)ン？何かちゃうぞ～。そこそこ重いが首を振らない「ボラか？」でも走らない。締め込みもなく上がってき
た「何や～カレイか～和歌山まで来てカレイかいや～」タモ入れしてみると口が左側に・・・なんと５０ｃｍ近いヒラメでした。
その後、オキアミ、ボケと触ることがなく餌取りも居ないまま黙々と団子を打ち返す。団子を入れ割れる前に竿３本分ほど糸を出し、
団子が割れるのを待ちラインの張り具合と角度で団子の割れを判断し、テンションが余りかからない様にラインを出し餌を流し自分が
決めた所まで流したら回収するという風にひたすら打ち返していきます。
９時を過ぎるとポツリ、ポツリと竿を曲げる釣り人が出だしますが皆ボラのようです。私の向いのカセには中部チヌ研の方が乗って居
られポツポツですがチヌを釣っています。流石、有名クラブだな～でも私の潮下ですから～「残念～～！」ショック☆<(￣□￣;)>☆
自分にもボラのスレアタリが出るようになってきましたが、団子を突くアタリは出ません。雅さんからは何度か励ましのＴＥＬが入りアド
バイスを頂きましたが中々チヌのアタリが在りません。１０時を過ぎ団子が割れて直に「ス～ッ」と穂先が入り思わず合わせるとそこそ
この重みの魚、「きたか？」底ではチヌかと思ったが中層の走り具合で「こりゃ～ボラやな～」引きは強く楽しめましたがやはり５０ｃｍ
を超えるボラでした。
しかし、ボラが寄ってきたことで多少はチヌが寄ってきている可能性が出てきました。その後、ボラのスレは時々在るもののチヌの
アタリは出ません。１２時半頃ゲンさんよりＴＥＬがあり「タッチー底に執着したらあかんよ～中層で団子割って落とし込んだりせなあか
んよ～上手くいったらス～ッと穂先もっていくさかい頑張ってや～」とアドバイスを頂き、ではと中層で団子を割る釣り方に変更。
２Ｂの錘を付け中層で団子が割れるように軽く握り、ゆっくりと落とし込んでいきます。穂先にテンションを感じたらラインを出し竿でつ
いて行き腕いっぱい送ってラインを出し元に戻しまたついていくという風に変えました。中割に変え３投目の一流し目の竿でついてい
ってる途中に「コンッ」とアタリが出ました。「オッ」と思った瞬間に「クッ」と穂先が入った感じがして反射的に合わせを入れていました。
ラインが多少出ていましたので合わせた瞬間はとりあえず何かかかったと解かりましたがラインを巻いて直にそこそこの魚と解かりま
した。やり取りで首を振り絞めこまれる感じでチヌだと確信！「オオーw(*゜o゜*)wヨッシャ！」２回、３回と竿を海中に入る締め込みに合
いましたがラインを出さず浮かせてくると水中にヒラを打つ銀影が見えた。「チヌや！良い型や！」後は５０ｃｍを越えるかどうか・・・
タモ入れはすんなり、早速メジャーに乗せ検寸すると５１ｃｍ！
ヤッタァー!＼(｀∇＼)(／｀∇)／ヤッタァー!
遠征３年目、通算７回目の遠征で漸く年無しを釣ることができました。時合いかと休む事無く打ち返すが何の反応も無い！「やっぱ、
向いのカセに寄っちゃったかな～」
結局、納竿の３時半まで好転することなく終了してしまいました。この日、この渡船店で釣れたチヌは６枚でした。しかし、年無しは３
枚ですから数は出ませんでしたが半分は年無しという雅さんの言葉通りでした。
帰船もカルガモ状態で引かれ、まずは雅さんに一日の報告を済ますと駐車場で「阪神釣研」という会の方に声を掛けていただき、
宿泊先が無いとの事で私達の泊まる民宿をを紹介し、翌日の餌を仕入れに行き、「宝の湯」という公営温泉で疲れを取り民宿に着く
と待っていたのは「白塗りおばあちゃん」ではなく先ほどの「阪神釣研」のかたが来られ暫く釣談義で色々アドバイスを頂き明日に備
え早々に就寝することにした。
＊こんな感じで釣っています。水深は１８～１９ｍでした
＊潮は予想に反して緩い潮でした
＊写真は風も弱く良い感じですがこの後結構揺れました
今日のお宿 「民宿 印南崎」
２００７年 遠征釣行第一弾！ 和歌山県印南編--２日目
さぁ～２日目、昨夜は適度なアルコールでぐっすり眠り最終日に昨日のリベンジ！
渡船店の都合で２杯予約してあったカセだが１杯に３人乗ってくれと言う事で仕方なく１杯に３人乗り、カルガモ状態でポイントに向か
う。カセは昨日「中部チヌ研」の方が入ったポイント。昨日釣果が在っただけに期待が持てるが・・・
釣座は昨日チヌが出なかったせいちゃん、まっちゃんが切り目向きに取り、私は後ろ向きにスタートする。せいちゃん達の昨日のポ
イントは餌取りのアタリも殆ど無かったらしい。今日はそれなりにアタリは在るがチヌアタリは無い。
暫くすると昨日知り合った「阪神釣研」の方の竿が大きく曲がっている。チヌではなく大きなボラだったが今日は早々にボラが寄った
ということはチヌも速く釣れるかもしれない！
私はちょっと満喫気味だがせいちゃん、まっちゃんは真剣に頑張っている。撮影班の私はデジカメ片手に撮りまくっている。すると、
まっちゃんが鋭く合わせる！竿「まっちゃん２号」が大きく曲がる。デカそうだ！竿を海中に突っ込み耐える！ラインが出る！何度か
締め込みに耐えるまっちゃん！
「ウ・・ ウン(・_・;)？チョッと走りすぎ？もしかしてボ・・・・？」
姿が見えた。やっぱりボラ！しかし、デカイ！７０ｃｍを超えるであろう巨大なボラだった。残念！
しかし、ボラが来ればチヌも来る！昨日もボラの後にチヌをＧＥＴしているのだから・・・・・
切目崎をバックに奮闘中のまっちゃん
ベテラン茅渟師の風格！せいちゃん
しかし、中々チヌは来ない！そんなこんなしていると一番切目崎にかかるカセで何やらタモ入れしている。リリースすればボラ、生
簀に入れればチヌ！さて・・・「ありゃ～生簀に入れたぞ～チヌちゃうかな～昨日のせいちゃんのアケミ効いとんのとちゃう～？」
こっちもボラが寄っているのでチャンスはある！黙々と打ち返す能登軍団！すると、まっちゃんがまた合わせる！「今度こそチヌで
あってくれ～～～～！」しかし、またもや中層で横に走る走る！
今回は楽に浮かせてきた。でも５０ｃｍを超えたボラだった。ボラはチヌ釣りの税金」とは言うものの余り釣り過ぎるとチヌが散ってしま
うのでまっちゃんに「２匹までね！３匹め釣ったら罰としてボラの横っ腹に”チヌ”って書いて写真撮影するからね！」まっちゃんにプレ
ッシャーを与えつつ釣りを再開！
しかし、昨日も予想に反してチヌが少なかったが今日はもっと悪い！後ろの「阪神釣研」の方はボラ、イソベラと本命は来ない。２杯
はさんだところに入っている同じ北陸から来た富山勢もボラは釣っているが本命はまだの様だ！昨日のせいちゃんポイントの人はま
たもやタモ入れしている。「あっ！また生簀に入れたぞ～！今日はあっちやったな～」まぁ～仕方ないこっちも頑張ろう。すると私の竿
に何か変なアタリ！挿絵さはアケミの剥き身「まっちゃん、アタッとるよね～」「おおっ、アタッとる！」「ボラやったら嫌やし放っとこ～」
アタリが止まり餌を放したか？無くなったか？するとまた同じアタリが・・・チョッと訊いてみる。すると魚信が・・・大きく合わせるとズッシ
リとした重量感！中々浮かない、やっと浮かしてもまた突っ込んで行く！ラインを出したり巻いたり！ボラか？しかし、横走りしない？
ゴンゴンと竿叩く感じも在る！（もしかして、本命か？ボラやったら罰やしな～でもボラとちゃうな～((((((〃￣З￣)ノ ウヒヒヒヒ♪チヌか
な～）魚が浮いてきた、ありゃ？何か白いぞ！私からはチョッと見え辛い。するとまっちゃんが「気持ちわり～～～(￣□￣;)ギョッ」
なに？なに？なに？ゆら～っと浮いてきたのは、な・な・なんと巨大なカワハギ？後で調べるとウスバハギ。こちらではウスバハゲと言
うらしい。決して薄ら剥げではありません！ｍ(＿ ＿;)ｍ
検寸すると６３ｃｍ、大きいものでは７０ｃｍを超える魚体もあるそうだ！美味しいのかな～？
ウスバハギ
体長６３ｃｍ
顔はなんかマンボウみたい！食べると美味しいのかな～？
肝はきっとデカイだろうな～
しかし、チヌ、ボラ、ハゲと釣れる魚はみんなデカイ！
能登とのスケールの違いを感じるな～
昨日よりは活性が高いがチヌが出ない！私達の釣果とは裏腹に空には湾曲していない綺麗な虹が現れた。デカパンの前兆か？
時間も残り２時間を切り暗雲立ち込める中、まっちゃんの竿にアタリだ！「ビシッ！」まっちゃんが大きく合わせた！またまた竿は大き
く曲がっている！「ギューン」竿が曲がる！浮かせにかかる、しかし浮いたと思うとまた突っ込まれる！まっちゃんが左手を添え耐える
それでも竿は海中に入っていく！まっちゃんが耐える、耐える！
せいちゃんが「チヌや！チヌであってくれ！」と期待の応援！するとまっちゃんが「チヌになれ！」・・・( ゜ ▽ ゜ ;)エッ!!？「なれ？って
チヌじゃないの？もしかしてボ・・・？エッ? (;゜⊿゜)ノ マジ?」 ラインが横に・・・・ε=ε=ε=ε=ヾ(;◎_◎)ノ ヤバヤバ
３度目の正直ではなく２度在る事は・・・・といことで今回もなんと７０ｃｍオーバーの巨ボラでした。
綺麗な虹だ応援してくれたが期待に答えられなかった
☆ 私、手持ちで頑張っています！本当は２杯だったのに！
「三重ダンゴ」はせいちゃんの二日目のダンゴです。
まっちゃんの後ろの何も書いてないのはまっちゃんが購入した 「フィッシングオーシャンオリジナル団子」です。とっても使いづら
い団子だそうです。グハッ゜・゜*・(´ρ｀()。o)(´ー｀ )oパーンチ!!
☆ 今は風が大分治まって釣り易くなった時かな～時間は昼過ぎく らいでしょうか？カセの上は足の踏み場も在りません！
その後アタリも無くなり納竿の時間が迫ってきて帰りの混雑を考え３時に向かえに来てもらう事にして皆さんより先に上がる事にし
た。私達が帰航し料金を払いに行ったと今日唯一チヌを釣ったであろう方が帰ってきた。やはりチヌは２枚持っていた。サイズは検
寸していないが１枚は５０ｃｍチョッと、おそらく５２ｃｍ位だろうか？もう一枚は４２～３ｃｍだった。さて、お金を払おうと船頭さんにお
金を渡した瞬間、ポケットから何かが・・・・な・な・なんとデジカメがスローモーションのように海に・・・一度防波堤で弾んでそのまま
海中に・・・キャー!!! (*゜ロ゜)ノ☆(;>_<)
結局この日チヌはこの２枚しか釣れなかった。予想していた爆釣とは程遠い釣果だったが自然相手ですからこればかりは仕方あ
りません。私は初日に３年がかり、７回目にして何とか年無し（５１ｃｍ）をＧＥＴできました。しかし、せいちゃん、まっちゃんにはチヌが
出なかったのが残念でたまりません。まぁ～まっちゃんは初遠征ですからこれからですがせいちゃんには何とか次回の遠征でデカ
パンＧＥＴしてホシィッ☆Ｏ(＞ ＜)ｏ☆ｏ(＞ ＜)Ｏ☆ホシィッです。
帰りは阪和道で予想外に渋滞に合い、私の道間違いで２時間ほど送れてしまいましたが何とか無事帰り着く事ができました。
今回の遠征に辺り渡船店の予約、宿泊の手配とお世話頂いた雅さん！ 途中励ましのお電話頂いたゲンさん、 当会の会員
の皆さん並びに遠征前に応援頂いた坊主同盟、ネットの皆さん本当に有難う御座いました。
★☆。.:*:・"゜★('-^v)Thanks(v^-')★。.:*:・"☆★
